Memorandum of Haruki 'ハルキの備忘録‘

yahooさんから 引っ越してきました。どうぞよろしくお願いします。

2015-01-01から1年間の記事一覧

『壇蜜日記』   壇 蜜

新刊が平積みされている。 壇蜜さん 本出してるんだと気軽に手に取って 立ち読み。「面白い!!」壇蜜さんって才能のある人なんですね。内容も文章も読みやすい。分野は違うけれど サラダ記念日を読んだ時の感覚と似ているかな? 自虐的でありながら 等身大…

今夜の月は綺麗ですよ。

今夜の犬の散歩は わくわくします。まん丸な月が ずっと付いてきます。夏目漱石はI love you をこのように訳しました。「 月が綺麗ですね。」散歩してる途中で犬友の老夫婦とマルチーズの女の子に会いました。「 月が綺麗ですね。」というのは もったいなく…

『もう年はとれない』                 ダニエル フリードマン  訳)野口百合子

Kindleストアでセールをしていたので軽い気持ちで DL!でも 予想外におもしろかったです内容(「BOOK」データベースより)捕虜収容所でユダヤ人のあんたに親切とはいえなかったナチスの将校が生きているかもしれない―臨終の床にある戦友からそう告白された、…

ちょっといい話。

昨夜は 保護されたワンコさんのことを考えていた。無事に飼い主のところに戻れるといいな~ そういえば ずっと前 保育園(昨日の園でない)の前を通ったら あれっ!! 園庭でカラスがピョンピョン跳ねてる。そのそばで子供たちが 普通に遊んでいる。なんだ …

「その女アレックス」   ピエール・ルメートル    訳)橘 明美

裏表紙のあらすじで大体 話の内容は想像できるものだが、この作品は いい意味でそんな想像や期待を見事裏切ってくれた。序盤からたくさんの点が出てくるが その正体が見えず 少しイライラ。しかし 終盤にかけて その点が次々と線となり それが面となり事件の…

うれしい想いは 伝染する?

朝 仕事前にお散歩へ。茶ちびポメは 太ってるせいか少し歩くと すぐ息切れして 歩かなくなる。それで 小さいカートで出発。郵便局に発送物があったので いつもとは違うルートを散歩。時間が早いので散歩途中の店もアーケード内の店も まだみんな閉まっていた…

『民王』 池井戸 潤

放映中の「民王」が かなりおもしろい。それで 結末が知りたくて 本を読む。まだ 積読本が たくさんあるのにねえ。テレビでは 総理大臣の武藤泰山(むとう・たいざん)が遠藤憲一さん、その息子役の武藤翔(むとう・しょう)を菅田将暉くんが演じている。遠…

映画 『ジュラシック・ワールド 』 IMAX3D★★★

『ジュラシック・ワールド 』どうせ見るなら 臨場感あふれる映像で見たいというといことで IMAX3D 初鑑賞です。3DとIMAX3Dとは 迫力がぜんぜん違います。特に音がすごくいいですよ。座席もクッションがいい感じ。ただ 映画デーとか他の割引がなく 絶えず?…

文藝春秋 芥川賞 『火花』又吉直樹           『スクラップ・アンド・ビルド』羽田圭介

『火花』又吉 直樹う~~~ん という感想です。文章は 丁寧で 才能を感じますが 自分は、、、、って感じかな~ただの本好きな者にとって難しいことは わかりませんが、自分にとってその作品がいいな~と思うのは 文章や文体のすばらしさよりどれだけその作品…

文藝春秋 独占手記 『妹、川上慶子と私の30年』

芥川賞受賞作品を読みたくて 文藝春秋9月号を購入。 独占手記 『妹、川上慶子と私の30年』が載せられていました。日本航空ジャンボ機 御巣鷹山墜落事故から、もう 30年も経つんですね。テレビでは悲惨な事故現場の映像が連日放送され、特に、川上慶子さんが…

映画「バケモノの子」 ★★★

映画「バケモノの子」 見てきました。格闘系が好きなので、今まで見た細川監督の中で 一番迫力ある映像、読めそうで読めない展開、吹き替えの声優さん達、良かったですねえ。『自分は 何ものなのか?』なんて 若者じゃなくても みんなわからないですよね。た…

映画 『インサイド・へッド』 と 短編『南の島のラブソング』★★★

前回に引き続きまたアニメ映画を見てきました。短編『南の島のラブソング』は ひとりぼっちの火山が老いていく中で、生涯運命の人に出会うロマンティックなストーリーです。今まで見たディズニーの短編の中では 一番よかったです。ディズニー/ピクサー最新…

映画『ミニオンズ』 ★★★★★

ミニオンズ 見てきました。あまり乗り気ではなかったのですが、癒された~~って感じです。ミニオンの存在は 知っていましたが 興味の外のキャラクターでしたので映画も見る気なし。誘われなかったら みてなかったです。黄色くて丸いものって ポケモンのピカチ…

『遠い山並みの光』 カズオ イシグロ

『遠い山並みの光』 カズオ イシグロ内容(「BOOK」データベースより) 故国を去り英国に住む悦子は、娘の自殺に直面し、喪失感の中で自らの来し方に想いを馳せる。戦後まもない長崎で、悦子はある母娘に出会った。あてにならぬ男に未来を託そうとする母親と…

「カズオ・イシグロ 文学白熱教室」

昨夜のEテレで放送された「カズオ・イシグロ 文学白熱教室」見ました?なかなか おもしろかったですよ。再放送なのかな?かなりはまっている作家さんですので 興味深い内容でした。イシグロさんは、作風どおり 穏やかで 論理的でそれを優しく話され、質問に…

棄児日記  夏休みの計画

待ちに待った夏休みが始まる。僕は 夏休みの間 春さんや 公園墓地の人達と過ごす予定だ。ロングホームステイは 厳しい審査があるが それも通過した。ステイ先の審査が通っても 僕がいい子でないと 出してもらえない。だから 僕は 少しネコをかぶって いい子…

『 朗読者 』 ベルンハルト・ シュリンク      訳・松本美穂

内容(「BOOK」データベースより)15歳のぼくは、母親といってもおかしくないほど年上の女性と恋に落ちた。「なにか朗読してよ、坊や!」―ハンナは、なぜかいつも本を朗読して聞かせて欲しいと求める。人知れず逢瀬を重ねる二人。だが、ハンナは突然失踪して…

あっ そういうことか!

先日の 朝顔市。威勢のいいおにいさん?、、おじさんが 「見てって 見てって」といい 朝顔の鉢を下から鷲掴みして 上にあげ 大きな声を出している。バッグから顔を出したイヌを連れて 人ごみでなかなか進まない歩道を歩いているとそのおじさんが イヌの顔を…

コミック『バケモノの子』         細田 守 作。浅井蓮次 画。

内容紹介(「BOOK」データベースより)君となら、強くなれる--。 細田守監督最新作の原作小説!この世界には、人間の世界とは別に、もう1つの世界がある。バケモノの世界だ。ある日、ひとりぼっちの少年がバケモノ界【渋天街】に迷い込み、バケモノ・熊徹…

『ぶたぶたと秘密のアップルパイ』 矢崎在美

内容(「BOOK」データベースより)イラストレーター森泉風子は、不思議な会員制喫茶店への特別招待券を手に入れた。そこでは、誰にも話せない秘密をひとつ、店員に話さなくてはいけないというのだ。その店員というのが…見た目は可愛いぶたのぬいぐるみだが、…

『言葉の力、生きる力』 柳田 邦男

内容(「BOOK」データベースより) 言葉は事実を表すための単なる記号ではない。そこには必ず魂が込められている。いのちを失った言葉は壊れ、そこに暴力が生れる。―若き日に出会った本の中の心を揺さぶる一行、医療現場で耳にした感動の対話、わが子を失っ…

『花笑み・天上の花』  萩原葉子

著者の萩原葉子さんは、平成17(2005)年7月1日に播種(はしゅ)性血管内凝固症候群により逝去された。 満84歳であった。後2日で萩原葉子忌だ。この作品は著者の自伝的小説だ。父親の萩原朔太郎、三好達治、室生犀星、堀辰夫、宇野千代など錚々たる人物が登…

『銃』 中村 文則

またもや 又吉先生の帯コメントです。内容(「MARC」データベースより) 昨日、私は拳銃を拾った。これ程美しいものを、他に知らない-。銃に魅せられてゆく青年の心象と運命を、サスペンスあふれる文体で描く。第34回新潮新人賞受賞作、第128回芥川賞候補作…

『文・堺 雅人』  堺 雅人

内容(「BOOK」データベースより) 俳優・堺雅人が自ら綴った本音・日常のあれこれ。本格エッセーに加え、撮りたて写真、執筆秘話も満載。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)堺/雅人1973年生まれ。宮崎県出身。早稲田大学在学中から劇団「東京オレンジ」…

『権現の踊り子』 町田 康

内容(「BOOK」データベースより) 権現市へ買い物に出かけたところ、うら寂しい祭りの主催者に見込まれ、「権現躑躅踊り」のリハーサルに立ち会う。踊りは拙劣。もはや恥辱。辟易する男の顛末を描いて川端康成文学賞を受賞した表題作や、理不尽な御老公が…

『神坐す山の物語』 浅田 次郎

『神坐す(かみいます)山の物語』 浅田 次郎先日 Nさんの「御岳山プチタンデムツー」の記事を拝見し、あっ ここって たしか浅田次郎さんの実家のあるところだよねえ、写真を見たことがなかったので へえ~って感じで興味津々。ここでも執筆して 多くの作品…

『ビロードのうさぎ』 酒井 駒子/絵。  マージェリィ w ビアンコ /作

酒井 駒子さんの絵が好きです。幻想的で 夢のような世界にぴったりの絵です。また登場人物が 生きているかのようです。話は少し切ないけれど 今 うさぎやぼうやがどこかで幸せに暮らしていそうな気がします。癒される絵本ですよ。昼、時間が空いたので 犬と…

『スピンク日記』 町田康

始めて読む作家の作品です。町田康さんミュージシャン。1962年大阪生まれ。高校時代より町田町蔵の名で音楽活動を始める。97年に処女小説『くっすん大黒』で野間文芸新人賞、 Bunkamuraドゥマゴ文学賞、2000年には「きれぎれ」で芥川賞を受賞する。01年詩集…

『完璧な病室』 小川 洋子

「完璧な病室」は、死にゆく弟との病室での日々を描いた作品です。両親の愛情にあまり恵まれなかった2人きりの姉弟。その大学生の弟の余命が13カ月と告げられる小川洋子さんの作品らしく 美しく静かで つーんとした冷たい空気の中に ほのかな温かいものもあ…

詩 『乳母車』 三好達治

今日神社で紫陽花を見ました。曇り空の下の紫陽花は、悲しげで寂しげで三好達治さんの『乳母車』の詩を思い出しました。 乳母車母よ――淡くかなしきもののふるなり紫陽花(あぢさゐ) いろのもののふるなりはてしなき並樹のかげをそうそうと風のふくなり時は…