Memorandum of Haruki 'ハルキの備忘録‘

yahooさんから 引っ越してきました。どうぞよろしくお願いします。

『権現の踊り子』 町田 康



 

内容(「BOOK」データベースより)

権現市へ買い物に出かけたところ、うら寂しい祭りの主催者に見込まれ、「権現躑躅踊り」のリハーサルに立ち会う。踊りは拙劣。もはや恥辱。
辟易する男の顛末を描いて川端康成文学賞を受賞した表題作や、理不尽な御老公が市中を混乱に陥れる、“水戸黄門”の町田バージョン「逆水戸」など、著者初の短編集。




ぶっ飛んでるねえ。
町田康ワールドが確立された上での、
まあ 芯があるというか、ロック魂が常にあり、
逃避、破壊、迷走、抵抗しながらも人生を楽しんでいる感じがいい。
そこに人間の真意をつくものや よろしく哀愁みたいなものもあって、
世界観にゆらぎがない。
文の構成や言葉の使い方も独特で巧みだ。
筒井康隆さんや伊集院静香さん、森見 登美彦さんみたいな匂いもするが、
こういうのは町田康さんにしか書けないだろうな?

好き嫌いがはっきりする作品だ。
好きな人は かなり つぼに入り、笑える。

前回イヌとの生活をおもしろおかしくほのぼのと温かく描いた『スピンク日記』を
読んでいたため、そのギャップとやはり感で『権現の踊り子』がよりおもしろく
読めた。
ただおもしろいだけではなく 根底に動物を愛するような優しさや温かさがあるから、作品の中に何となくそういうのが感じられていいんだろうな~。

町田康さんは、この作品『権現の踊り子』で川端康成賞を受賞した。
タイトルが似ているので『伊豆の踊子』が過ったが、
まったく違う作品だった。
表紙の絵をような ホラーっぽいものでもなかった。

町田康さんの才能と非凡さを感じる作品だった。
ただ苦手な人には かなり 
 だろうな。









散歩日記
先週末 テレビで見た池 タワー 紫陽花の3点セットの写真を撮ろうとしたが
どこの場所にたってもその写真の構図にはならない。
テレビの映像は、合成なのかな?

あっ!!鳥が横切った。


雨が降っていても アヒルボートは泳いでる。
本当にアヒルボートは 働き者だ


すわったベンチのプレート・
公園内には思い出ベンチがたくさんある。
これは 寄付のベンチで、
寄付した人の名前とメッセージがプレートに入れられる。




休日の公園は雨が降っても にぎわいを増す。

野外ステージでは「風人の祭」沖縄の民謡や踊りで盛り上がっている。

風人(かじぴとう)とは、自然と共に生きる人。思いやりを持つ人。
西表島方言の発音で、自然とつながっている、本来の人の生き方を取り戻す言霊。

演者も観客にも沖縄出身と思われる人がたくさんいて、沖縄指笛の「ピュー」という音や「イヤサッサー」という掛け声で場内が より活気や熱気を帯びてくる。

沖縄は昔も今も 虐げられている面もあり、
ステージ上や会場で明るく楽しそうな様子を見ると
なんか 複雑だね。
沖縄旅行に行って初めて 米基地の存在の大きさに圧倒された。
その中で 沖縄の人々は暮らしているんだものね~。
みんなが手放しで笑いあえる日がくるといいね。

「風人、風人」と口の中で呟いてみる。




広場では、「日台食文化交流」という催し物が開かれていた。
たくさんの食べ物の屋台や簡易ステージで歌や踊りが披露されていた。

ライチ種飛ばしって?

晴れていたら 盛況だったのに残念だね。


雨が強くなってきたので 雨宿り。





小雨だから 少し濡れるけど 気温が低くて 
歩く犬の足取りも軽い。
でも 歩くと暑いね。




一輪だけ咲いていた。
蓮に雨が 似合うね。