Memorandum of Haruki 'ハルキの備忘録‘

yahooさんから 引っ越してきました。どうぞよろしくお願いします。

『銃』 中村 文則

            


またもや 又吉先生の帯コメントです。


内容(「MARC」データベースより)

昨日、私は拳銃を拾った。
これ程美しいものを、他に知らない-。
銃に魅せられてゆく青年の心象と運命を、サスペンスあふれる文体で描く。
第34回新潮新人賞受賞作、第128回芥川賞候補作。




ありえない話のようで 充分あり得る話だ。
もし 自分が銃を拾ったら、どうするのだろう、
それを手にしたとき なにを思うのだろうか。
闇を帯びた微妙な心理描写が酷い。
「遮光」がよかったので、それに続き2作目の購読だ。
今回も なぜかカミュの「異邦人」がよぎる。

デビュー作品で、テンポ、構成等粗削りな部分も感じるが それしても
中村さんの才能が光っていた。
これから 執筆順に読んでいく予定、楽しみだ。
でも 内容、きっと暗いだろうな~。