Memorandum of Haruki 'ハルキの備忘録‘

yahooさんから 引っ越してきました。どうぞよろしくお願いします。

『花笑み・天上の花』  萩原葉子


著者の萩原葉子さんは、平成17(2005)年7月1日に播種(はしゅ)性血管内凝固症候群により逝去された。 満84歳であった。後2日で萩原葉子忌だ。

この作品は著者の自伝的小説だ。父親の萩原朔太郎
三好達治室生犀星、堀辰夫、宇野千代など錚々たる人物が登場する。
遠い存在であるそれらの人々が身近に感じられる。
 ここまで書くのかというほどのリアリティで興味がそそられる。
自分の魂をえぐって書いているようで 読み手にもひしひしとその凄さが伝わる。
『花笑み』では、母親と祖母の奔放性とそれに振り回され心を痛める子供(著者)の関係とその生活。
『天上の花』では 叔母と三好達治の結婚、離婚、その後の三好達治と著者との関わりが描かれている。
ストレスホルモンが高い人は、創造性が高いという。
凡人から傑作は生まれないのだろうか?

時代は戦争を挟んでの時代であり 現代より 制約があった時代であると思うが、
その当時の女性の生き方とは かけ離れていて かなりぶっ飛んでいる母親と祖母、
叔母である。
いつの世でも 母親になりきれない女性はいるのですね。
その犠牲は いつも子供なんですね。

教科書でしか知らなかった多くの詩人 作家 の生々しい面を垣間見、
それを踏まえて 作品に触れてみたいですね。





散歩中、猫と遭遇。
公園に住んでる猫みたいだ。
寄ってくる。

「ごはんおくれよ」と訴えてくる。




犬のごはんをあげる。
ドッグフードだけど キャットも食べるんだね。





犬が「あそぼ!」
ってそばに行くと シャ~っと威嚇してきた。
「あたしの ごはんあげたのになあ~」
犬は すごすご退散した。


振り向いて 見たら ごはんを一個ずつ食べていた。
「今度 遊ぼうね。」