Memorandum of Haruki 'ハルキの備忘録‘

yahooさんから 引っ越してきました。どうぞよろしくお願いします。

小説 エッセイ 感想

『ふたりの証拠』 アゴタ・クリストフ

内容(「BOOK」データベースより) 戦争は終わった。過酷な時代を生き延びた双子の兄弟の一人は国境を越えて向こうの国へ。一人はおばあちゃんの家がある故国に留まり、別れた兄弟のために手記を書き続ける。厳しい新体制が支配する国で、彼がなにを求め、ど…

『そうぞうしてごらん』 俣野温子

あるときは君は王様。次の日は、やさしい馬に。だれかを待っているときは両手を広げたおおきな木。なにもかもいやになったら月になり 暗い夜空に、ポッカリ浮かぶ。別の日は その月をみる犬になり 空に向かって吠えてみる。このページが一番気に入りました。…

『M/Tと森のフシギな物語』  大江 健三郎

内容(「BOOK」データベースより) 祖母から聞いた、四国の森の奥深くに伝わる「壊す人」と「オシコメ」の創造の物語を、MとTという記号を用いて書き記す。時の権力から独立した、一つのユートピアがつくり出される奇想天外の物語は、いつしか二十世紀末の作…

『文学部唯野教授』  筒井 康隆

内容(「BOOK」データベースより) 我らが若き主人公・唯野仁。彼は早治大学英米文学科の名物教授にして、実は隠れて小説を発表している新進作家、何やら不穏な幕開きである。「大学」と「文学」という二つの制度=権力に挑んだ衝撃の長篇小説。 講義、授業、…

『悪童日記』 アゴタ・クリストフ

内容(「BOOK」データベースより) 戦争が激しさを増し、双子の「ぼくら」は、小さな町に住むおばあちゃんのもとへ疎開した。その日から、ぼくらの過酷な日々が始まった。人間の醜さや哀しさ、世の不条理―非情な現実を目にするたびに、ぼくらはそれを克明に…

話を書いてみようかな?「王様の耳はロバの耳」

「岬公園墓地管理事務所」の話もすべて 消えてしまいました。それで また新たに話作りをしてみたいと思っています。「岬公園墓地管理事務所」の話も含み もっと範囲を広げた話を書きたいな~。ということで タイトルは、「王様の耳はロバの耳。 ~心のブログ…

『絶望名人カフカの人生論 』  フランツ・カフカ

衝撃を受けた。カフカの生涯が苦悩の日々だったことは なんとなく知っていたけれど カフカの生の言葉を読み 苦悩が伝わってきて苦しくなった。序盤は 自虐ネタのようで クスっと笑いながら読み進めたが 特に最後は せつない。先日読んだ小谷野敦の本で『作家…

『怪物はささやく』パトリック・ネス 著。 シヴォ―ン・ダウド 原案。

装丁に惹かれて手に取る。ホラーかと思ったが、いい意味で裏切られた。なんだ この切なく温かい話は!!涙が ぽろり。 児童書とあって読みやすく、思春期に戻った感じ。 モノクロのさし絵が多く想像力が一層掻き立てられる。『人間の心は、毎日、矛盾したこ…

『病む女はなぜ村上春樹を読むか』 小谷野 敦

「なんだ?この表題は?」とその罠にかかり、まんまと釣られてしまった。中身は 村上さんのことだけでなく いろいろな作家や作品が出てくる。賛否両論はあるが、こういう見方、考え方もあるんだな~と楽しく読んだ。特に好きな作家 大江健三郎さんに関する記…

『月と蟹 』 道尾秀介

「ダメよ~ダメダメ」だったのに 今は「ラッスンゴレライ ラッスンゴレライ」「いや、ちょと待ってちょと待ってお兄さん」小学生はこういうの好きだねえ~。そのラッスンゴレライももう古くて 「 GO 弁当シェケナベイベー(ベイベベイベー) 弁当シェケナベイ…

『かぜのでんわ』 作絵 いもとようこ

モール街を一本入ったところに小さな絵本屋さんがあります。隠れ家カフェみたいなおしゃれな佇まいです。おおきな木のドアをあけると 2階までぐらいかな~ガラス張りの吹きぬけの空間に絵本の世界がひろがっています。木の棚に外国の絵本がこっちを向いてき…

えっ!!ない。

おわび大変申し訳ございません。書庫がごちゃごちゃしていたので、その整理をカチャカチャとしていたら 記事が全部なくなってしまいました。 It is no use crying over spilt milk 受験の時 覚えたフレーズをここで使うとは、、、さっぱりしましたのでここか…