『怪物はささやく』パトリック・ネス 著。 シヴォ―ン・ダウド 原案。
装丁に惹かれて手に取る。
ホラーかと思ったが、いい意味で裏切られた。
なんだ この切なく温かい話は!!涙が ぽろり。
児童書とあって読みやすく、思春期に戻った感じ。
モノクロのさし絵が多く
想像力が一層掻き立てられる。
『人間の心は、毎日、矛盾したことを幾度となく考えるものだ。
おまえは母さんにいなくなってもらいたいと願った。
一方で、母さんを助けてくれとわたしに懇願した。
人の心は、都合のよい嘘を信じようとするものだ。
しかし、自分をなぐさめるための嘘が必要になるような、
痛ましい真実もちゃんと理解している。
そして人の心は嘘と真実を同時に信じた自分に罰を与えようとするものだ』
深いねえ~
中高生が読むと もっと心に響くんだろうな~
怪物を描きたかったが描く腕がない。
それで?ヒグチユウコさんのイラストをまねて うさぎを描いてみました。