上野deクラシック 小堀勇介 テノール
少し長めの昼休みをとって 音楽鑑賞。
今回は テノール。
想像していたものよりかなりいい!
年を重ねた声もいいけれど やはり 若い声楽家の声は、伸びと艶があり 爽やかで心地よい。
このコンサートは 若手の演奏家が多く 少し物足りなさを感じていたが 今回は 満足。
また聴きに行きたい。
小堀さんは ロッシーニが好きだといっていたが それが歌によく出ていた。
特に「愛する人に恋い焦がれ」は 圧巻。
「ブラボー」が飛び交う。
また最後の「ああ友よ、なんと素晴らしい日」は 聞きごたえ充分だ。
このチケットが 完売になったのがよくわかる。
アンコールは小林秀雄作曲「落葉松」(からまつ)
やさしくて かなしくて 温かい歌 うるっときそうになる。
前の席のおばさんが ハンカチで目が下を抑えていた。
この歌は、たまたまラジオで耳にした「落葉松」の詩に感銘を受けた小林が、これに曲をつけて歌曲にしたいと詩人の野上に連絡を取ったが、そのわずか1週間前に野上は亡くなっていたそうだ。
歌詞(作詞:野上彰)
落葉松の 秋の雨に
わたしの 手が濡れる
落葉松の 夜の雨に
わたしの 心が濡れる
落葉松の 陽のある雨に
わたしの 思い出が濡れる
落葉松の 小鳥の雨に
わたしの 乾いた眼が濡れる
この詩をもとに小林は曲をつけ「落葉松」を完成させたようだ。
このクオリティでワンコイン。
申し訳ないような 有難~~い気持ちで会場を後にした。
おまけ
シンガポール セントーサ島のマーライオンが解体されるそうだ。
観光の影響懸念と書いてあったが、これを目当てに行く人いる??って感じ、
一番上の口から見える景色は綺麗だが コンクリートでできた像で セントーサ島は他にも楽しめるものがあるし、近くにはユニバールスタジオもあるし 解体されても それほどの影響はない気がする。
シンガポールは はるか昔フリープランでいろいろと回ったが マーライオンはいろいろな所にあり 有難みが減った。