Memorandum of Haruki 'ハルキの備忘録‘

yahooさんから 引っ越してきました。どうぞよろしくお願いします。

『かにみそ』 倉狩 聡








『かにみそ』

内容紹介

全てに無気力な私が拾った小さな蟹。
何でも食べるそれは、頭が良く、人語も解する。
食事を与え、蟹と喋る日常。そんなある日、私は恋人の女を殺してしまうが……。
私と不思議な蟹との、奇妙で切ない泣けるホラー。



表紙の絵と本の中身は全く違う。
グロテスクな描写が多いがそれは、自分が人間だからそう思うのだろう。
マグロの解体ショーを見る人間は、グロテスクとは思わない、おいしそ~~と切り分けられた赤身に釘付けなるからね。

映画『ジョーズ』のように人間が襲われ、それを退治するー
というのが メインではなく、
人間のエゴの汚さを見せつけられるような作品だ。
悲しい物語だが 主人公の青年は確実に成長していく。

もう一つの作品『百合の火葬』は、何とも言えない世界に入り込んでしまう恐怖がある。
気持ちがすっきりせず、頭の中にいつまでも悶々とした映像と切なさが残る。
こっちの方が ホラーって感じです。


2作品ともに展開が気になり 読者を惹きつけます。
短編なのでちょっと空いた時間に読むのに最適です。
ただし 、かに鍋を食べる予定の方は 違う機会にお読みください。








今日は 雨で外で遊べないね。


家の中でドタバタ



ボール遊びをしました。



眠くなっちゃった

(こたつの中)




明日は 外で遊びたいな~