Memorandum of Haruki 'ハルキの備忘録‘

yahooさんから 引っ越してきました。どうぞよろしくお願いします。

『星がひとつほしいとの祈り』 原田 マハ


『星がひとつほしいとの祈り』 原田 マハ
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タイトルはフランスの詩人ジャムの詩からつけたようです。
その内容は下記のようです。
フランシス・ジャム 〈十四の祈り〉 
星をひとつ求めるための祈り

神さま、ぼくに星をひとつ下さらないでしょうか。
だって、ぼくには星が必要なのです。
冷たく空っぽのこの暗いぼくの心の上に、
今宵それをのせるために。


目次
椿姫 La traviata
夜明けまで Before the Daybreak Comes
星がひとつほしいとの祈り Pray for a Star
寄り道 On Her Way Home
斉唱 The Harmony
長良川 River Runs Through It
沈下橋 Lorelei


7つの短編集で少女から老婆までいろいろな女性の、様々な場所、
東京、大分の日田、道後温泉白神山地佐渡島長良川四万十川
での話だ。
不倫関係、親子、夫婦、友だち、仕事、戦争、
いろいろな世代を生きている人々の苦悩と後悔と不安、、、
でもその中に希望の『星』がある。

さらっとしているがどれもしみじみしていて 温かく後味もいい。
個人的には、表題作の『星がひとつほしいとの祈り』が印象深い。

また「斉唱 The Harmony」は、2015年東京都公立高校入試問題に出典されたらしい。思春期の少女の心の動きを巧みに表現した作品だ。


読み終えた後 童謡の「こんぺいとうのうた」(たぶん)を口ずさむたくなった。
記憶が定かではないが たぶんこんな歌だったと思う。
『星がひとつほしいとの祈り』の読後感この歌と重なる。
この歌 すごく好きだった気がする。

 
お星さんが泣いたら
 涙が出ちゃった
 ポッケの中に落ちてきて
 パランコ ポロンコ コンコンコン
 こんぺいとうになっちゃった


 

こんぺいとうをなめたら
お口にとけちゃった
ポケットの中にもうないよ
パランコ ポロンコ コンコンコン
こん こん こん
お星さんよ さようなら



日記
 
最近 休日、家のチャイムがよくなる。
門まで出て行くと 
「ワンちゃんと遊ばせてください。」
と近所の小学生の女の子達が言う。
家で動物を飼えない住宅環境や家の事情のある子供が多いみたいだ。
いつも犬が寝ている時間に来るので お断りすることが多い。

今日は いつも訪れる一人の女の子と散歩中に会う。
それで一緒に散歩する。
犬友のちわわちゃんにも会う。

おばあちゃんワンコの散歩は、カートに乗っての移動だが、今日は暖かく体調も落ち着いていたのでみんなで散歩ができて良かった。
体重も半分くらいになり、骨がごつごつ見えていて 毛も抜けてしまいスカスカだが、女の子もちわわちゃんのお母さんも「おばあちゃんワンコもかわいいね」といって、いい子してくれたり、抱っこしてくれたり、、。
おばあちゃんワンコも喜んでいるみたいだった。
有難いね。

おばあちゃんワンコは、腎臓の数値が悪く なかなか正常値にならず、
点滴治療が始まった。
この治療は 心臓に負担がかかり、おばあちゃんワンコは心臓弁が悪いので少し心配だ。

おばあちゃんワンコは、夜中によく起きる。
起きると一緒に起きて トイレに連れて行き、出るまで待ったり、夜泣きすると落ち着くまで抱っこしたりしている。
犬だから文句は言わないし、体重も軽いから楽だが これが人間だったら介護は大変だろうな~と思う。
在宅介護をされている方のご苦労は 体験してみないとわからないことだと
つくづく思う。

明日もみんなで散歩ができるといいな。





おばあちゃんワンコもこんにちは。



男の子のチワワちゃん。