漫画 『いとしのムーコ』 みずしな孝之★★★★★
テレビアニメがおもしろいので、DLして読みました。
犬の気持ちを巧みに話すムーコ、
ふむふむ 犬ってそんなこと考えているのか?な?
ムーコのスクエアなつやつやの鼻がかわいいですよ。
ムーコの飼い主こまつさんやうしこうさんたち
出てくる人みんな個性的でおもしろい。
へらへらして読める 脱力系アニメかな~。
「日 記」
犬殺し?
ワンコさんのごはんを買いにペットショップへ。
ちびワンコもスリングに入れて一緒だ。
これから仕事があるから急いでかごに缶詰を入れて行く。
ちびワンコは スリングからちょこっと顔を出して見ている。
「かわいいワンちゃんね、」
とおばさまがちびワンコの頭をなでてくる。
(おっと、時間をとられそうだ、早くこの場から退散しなくては、、)
予想どおり、おばさまは話しかけてくる。
少しうるうるしている。
(おばさま、どうしたのだろう?すぐこの場から立ち去れる空気じゃない)
犬殺しって知ってる?
小さい頃 犬を犬殺しに持って行かれたの。
田舎の村に住んでいて 子供だからお金もないし、
街まで犬を取りに行かれなかったの。
犬が車に載せられる時 犬が涙を流してずっと私を見ていたの。
その時の犬の顔がずっと忘れられなくて 犬は飼えないのよ。
今もはっきり覚えているのよ。」
辛いのは犬だよね。」
そう言ってちびワンコの頭を両手で包むようにして撫でている。
このおばさま、失礼だが推定、その子供時代から60年以上は経過しているだろう。
それでも 幼い頃の犬の涙の記憶に胸を痛めている。
おばさまの話は それで終わり 急いで会計を済ませ帰った。
今は犬殺しの車が来る!!なんてことはないけれど、
今も犬殺しの車と同じことしてる人もいるかな~。
こっちの方が たちが悪いかもね。
年を重ねると昨日のことは忘れても 幼少期の思い出はずっと残るのだろうな~。