Memorandum of Haruki 'ハルキの備忘録‘

yahooさんから 引っ越してきました。どうぞよろしくお願いします。

『無限大ガール』 『最後は臼が笑う 』   森 絵都 著


NHKでドラマ化されている森 絵都さんの作品『みかづき』が 面白くなりそうな予感。
またアマゾンの読み放題の中にあったので森さんの作品を読んでみた。





『無限大ガール』
こうと決めたら猪突猛進! 眩しいぐらいまっすぐな高校生女子が大活躍する、爽やかで甘酸っぱい青春小説の短編。

高校二年生の相川早奈(あいかわ・さな)は「日替わりハケン部員」。きょうはテニス部、あすは水泳部、ソフトボール部、園芸部に写真部……。頼まれれば、臨時の助っ人として参加する。去秋、重要な試合を翌日に控え、レギュラーが捻挫したバレー部の友達に泣きつかれたのがきっかけだった。父親の長身と母親の器用さを受け継ぎ、運動神経に恵まれた早奈は以来、ひっきりなしにくる依頼に喜んでこたえ、〝ハケン〟を楽しんでいた。

次に早奈に舞い込んだのは、演劇部部長からのSOS。10月末の文化祭でミュージカルを上演するのに、主演女優が演出家ともめて急遽降板し、代役をと懇願する。その演出家こそ、昨夏、早奈がたった4カ月だけの交際でフラれた元カレの先輩・藤見(ふじみ)だった! 失恋の痛みを引きずる早奈は引き受けるか、悩むが……。



『最後は臼が笑う 』 
ヒロインは公務員の桜子、39歳。人生このかた、ろくでなしの悪い男にひっかかり続けてきた関西人。妻子持ちに騙され、借金持ちには貢がされ、アブノーマルな性癖持ちにいたぶられる。ところが、桜子は「ろくでなしや、あかん奴や言われとる男に限ってな、どっかしら可愛いとこを持っとるもんなんや」と公言し、好んで吸い寄せられていく。高校時代からの友人の「私」は、悪弊の連鎖を断つべく有志を募り、「桜子の男運を変える会」まで結成したが、当人は我関せずだから、どうしようもない。

ところがある日、解散して早十年を数える会に、桜子から緊急招集がかかる。「一分の隙もない完全な悪」にとうとう出会ってしまったのだという。〝完全な悪〟とはいったい何者か?



以前にも森 絵都さんの作品読んだことはあるが どうも青少年向けという印象が強く、代表作しか読んだことがない。
上記の2作もやはり青少年向けかな~。
でも前向きな作品で後味が良い。





今夜も冷えます。
鍋がいいね。