Memorandum of Haruki 'ハルキの備忘録‘

yahooさんから 引っ越してきました。どうぞよろしくお願いします。

『悪魔の手記』 中村 文則



内容(「BOOK」データベースより)

       死に至る病に冒されたものの、奇跡的に一命を取り留めた男。
生きる意味を見出せず全ての生を憎悪し、その悪意に飲み込まれ、
ついに親友を殺害してしまう。
だが人殺しでありながらもそれを苦悩しない人間の屑として生きることを決意する。人はなぜ人を殺してはいけないのか。
罪を犯した人間に再生は許されるのか。
若き芥川賞大江健三郎賞受賞作家が究極のテーマに向き合った問題作。


普通の少年が 狂気を帯びてしまう。
それは 本人のせいではない。
死と背中合わせの病気が 少年の身体と精神を蝕んでいく。

また何の因果もなく殺される少年、少女。
復讐だけを生きる糧としてするその肉親、
不運 不幸 、、、かわいそうという言葉はあまりにも貧弱で使いたくはないが 
被害者も加害者もかわいそ過ぎる。
呪いたくなるような日々は想像を絶する。
いい 悪いという二者選択の世界、そして その行為の奥深さ。
少年犯罪の不条理。
血を吐きながら書かれた作品だと思う。
読後、知らず涙が出ていた。「悪意」って何だろう?


作品に引き込まれ あっという間に完読です。
圧巻の筆力です。







煎餅をもらった。
一人で寂しそうだったので、、




仲間を描く。
もう寂しくないよ❤


矛盾?  その後 すぐ食べた。