Memorandum of Haruki 'ハルキの備忘録‘

yahooさんから 引っ越してきました。どうぞよろしくお願いします。

『私の命は あなたの命より 軽い』 近藤 史恵



内容(「BOOK」データベースより)

「どうして人の命の重さには違いがあるの?」東京で初めての出産をまぢかに控えた遼子。
夫の克哉が、突如、ドバイへ赴任することになったため、遼子は大阪の実家に戻り、出産をすることに。
実家に帰ると、両親と妹・美和の間に、会話がないことに気がつく。そして父は新築したばかりの自宅を売却しようとしていた。
実家で何があった?明らかになっていく家族を襲った出来事とは―。
サクリファイス』の著者が「命の重さ」を描く渾身ミステリー!!



車中で読む。
なぜ家庭が崩壊したのか その理由が なかなか明かされないので
知りたくて 読むスピードが速くなる。
あと少しの所で 下車。
寝る前に 残りを読了。
後味が悪く 目がさえてしまい PCへ。
言い回しの気になるところはあったが、
近藤さんの作品はいつも 読みやすく おもしろい。
でもあまり印象に残らない。
登場人物に熱を感じないのは なぜなんだろう?


近藤さんが作品の中で言いたかったことは
命には軽いと思える命と重いと思える命があるってことで、
それが現状であるってことかな?
それで その一番強いきずなの命の集合体の家庭という名のものも
実はとてももろく繊細なものだということなのかな?

命は何よりも大切なもので どんな命も軽んじてはいけないと 言っていながらも
やはり命には 重さの違いがあるのかもしれない。
悲しいことだなあ~。
人間は動物の命を食べて生きているが 人間は他の動物のえさになることはない。
子犬の時は 可愛がり、老いて世話がかかると平気で捨ててしまう人もいる。
同じ人間同士だって 正義の戦争という名のもとに 人の命を平気で奪う。

いろいろなこと 仕方がないとか当たり前だとか
自分にとって都合よく 要領よく 割り切り過ぎて 生活していくのは
いかがなものかな、、、だね。


話の最後 一度壊れ 再生した妹のしたたかさ、怖さが垣間見れた。
この先どうなるんだろうか?
人って わからない!
そんな事を痛感した作品でした。










私事で恐縮ですが、、、、
うちの犬が今日で3歳になります!
犬の保険屋さんから 届いたカード 犬よりも飼い主が喜んでいます。
ホントに親(犬)ばかですね


毎日 ボール遊びをしています
「はやく 投げてワン