Memorandum of Haruki 'ハルキの備忘録‘

yahooさんから 引っ越してきました。どうぞよろしくお願いします。

映画『スティーブ・ジョブズ 』

スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイル監督の作品とあって期待して見ましたが、、、、、
う~~ん、★★★☆☆って感じかな~。
テレビドラマ『渡る世間は鬼ばかり』の長セリフと匹敵するほどのセリフの嵐で、そこはなかなか見ごたえはあるのですが、、、、
映画館で見なくてもいいかな、という感じでした。

期待しすぎたかな~



あらすじ

誰からも天才と認められるも、周囲との衝突が絶えないスティーブ・ジョブズアシュトン・カッチャー)。既存の組織に所属するのに向いていないと悟った彼は、自分のような友人らと自宅ガレージをオフィスにしてアップルコンピュータ社を設立する。革新的な商品を次々と放ってはヒットさせ、たった4年で株式の上場に成功、IT界の寵児(ちょうじ)となるジョブズ。しかし、意見の相違がある社員は問答無用で解雇、創立時メンバーを冷遇するなど、独善的な言動を繰り返すように。その果てに、彼は自身の会社から追放されてしまう。
                              シネマトゥデイ




仕事で成功するまでの紆余曲折と家族の確執の2つが同時進行していきます。
3つのプレゼンテーション、1984年のMacintosh、1988年のNeXT Cube、1998年のiMacの舞台裏が主軸となり 話が進んでいくのですが、、、、ジョブズ 、最初はホントいやなヤツなのですが、だんだん彼の人間性が理解できます。
一般の人が見ているもっと先を見て 戦略を企てて行く手腕は、尊敬に値します。



しかし、鬼才をもつ彼のような人は家庭を持つべきはなかったのかもしれませんね。

彼の異常とも思える才能と性格は 生い立ちに影響されたものが大きく、
いわゆるAC(アダルトチルドレン)のような気がします。
「普段外に見せている自分」と「全く外側に開放されていない自分」の葛藤の光と影に苦悩する彼を理解することは難しいです。
そんな彼と娘との関係がうまくいくはずもなく、娘もACに悩まされることになります。
負の連鎖かな~。


ジョブズの幼少期、心の拠り所や愛の基地のような所があったら、その後の人生はまた違うものになっていたのかもしれませんが、負のエネルギーがあったからこそ 世界の誰もが知っているジョブズが誕生したのかもしれませんね。

映画は1998年のiMacのプレゼンで終わりますが、その後も人々に多大な刺激と影響を与え 2011年に56歳で亡くなります。
ジョブズが最期に夢見た「愛」は、ジョブスとは真逆な生き方で、そのことを思いながら映画を見ると少し悲しくなります。