Memorandum of Haruki 'ハルキの備忘録‘

yahooさんから 引っ越してきました。どうぞよろしくお願いします。

日野原重明・篠田桃紅

先日NHK-Eテレ「SWITCH インタビュー 達人達」で、100回記念として医師・日野原重明氏(104)と美術家・篠田桃紅氏(103)による“オーバー100歳対談”が放送された。
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日本最高齢の現役医師として活躍する日野原氏と、
「墨の抽象画」で世界的な評価を確立し、現在も創作活動を続ける篠田氏


真逆な生き方をしてきた2人の対談は 興味深いものだった。
それで 本を読んでみた。


対談で感じたように、どうしたら快適に長生きできるかを常に考え、日々目標を立てて生きる日野原氏。
それに対し、自分が好きなように おもむくままに生きていく篠田氏。
共通しているのは、若い頃、肺を患い死から生還したことだ。
だから死に対し 過度な恐れがない。
そして 2人とも長く生きている。

今、健康番組が多く、どうしたら病気にならず生きられるかに関心が高い。
健診や検診も欠かさずし、悪い所が見つかると治療法や名医を調べる。
健康食品もそれがいいと言えば その商品もよく売れる。
みんな長く生きたいんだろうな~。
そういうことしている自分が好きなんだろうな~。

こんなこと書くと 元も子もないのだが、
健康に気をつけていてもいなくても 前向きに生きていてもいなくても 生きる人は生きるし 亡くなる人は亡くなる。
風水とかスピリチュアルにはまっていて良いことはすべてしていた人や健康オタクでよく歩き、身体にいいものしか食べない生活をしていた人がすべて長く生きるとは限らない。
災害や事故に遭ったり、急病で命を落とすこともよくあることだ。

そんなことを考えていると 不健康な生活を選ぶ必要はないが、
必要以上に健康や生きることに過敏になる必要もない気がしてくる。
生きる人は生きるし そうでない人はそうではない。
自分の寿命がきたら命がなくなるにすぎない。

だったら 好きなように、健康にこだわる人はこだわり、そうでない人はそうでなく、人それぞれ楽しく生きる方がいいのかな~~。






ニオイスミレをいただいた。
名前のごとくいい匂いが部屋中に充満する。
スミレには「小さな幸せ」という花言葉もあるが、この匂いだけで
幸せな気分になる。
『山路来て何やらゆかしすみれ草』(芭蕉)って感じかな?