Memorandum of Haruki 'ハルキの備忘録‘

yahooさんから 引っ越してきました。どうぞよろしくお願いします。

半崎美子「明日を拓こう」発売記念コンサート

半崎美子「明日を拓こう」発売記念コンサート
北海道からどんぶらこ〜海越え国越え明日越えて

誘われてフラフラと半崎美子さんのコンサートへ。
最近行ったコンサートの中でダントツで良かった。
本物に出会った感じだ。
半崎さんは、苦節17年でやっと脚光を浴びるようになった。
今までは ショッピングモールの女王と言われるほど小さなところでライブ活動をしてきたようだが、今回、国際フォーラムAのような大きなホールでするのは 初めてということで最初から最後まで謙虚で丁寧で好感が持てた。
また動画で視聴するより かなり歌唱力があり 声に伸びとつやがあり 今が一番乗ってる時期かも。

半崎さんは どちらかというと貧しい家庭だったようだが 家族みんなで温かく助けあうような環境で育ったようだ。
コンサートの途中で実のお姉さんの朝子さんが牛の着ぐるみとメイクで2人の子供をカートに乗せて登場した。このお姉さんの登場は毎度のことらしい。
お姉さんとのやり取りやMCなどで半崎さんの人の良さを感じ、愛情を注がれ育った人なのだろうと思った。


さて コンサートは アコーディオン、ギター、ドラム、コントラバス、第一バイオリン、第2バイオリン、ビオラ、チェロの編成だ。上品で熟練した演奏で半崎さんの歌を盛り上げる。
武部 聡志さんもゲスト出演し「明日への序奏」の ピアノ伴奏をした。
武部さんは 半崎さんを「自分のしたい音楽の近くにいる人」と話していた。
そう言えば、一青窈さんのコンサートの時も たしか武部さんが ピアノを弾いて
いた。







半崎さんの歌は 心に沁みすぎる。
近くの席の人は、みんなハンカチで目を抑えながら聞いていた。
遠くで嗚咽している人もいた。
こんなに涙を誘うコンサートは 初めてだ。
しかし お涙頂戴的な音楽ではなく 半崎さんの芯から出てくる音楽なので感動するのだろう。
来ている人の多くは30代以上の人と家族連れだ。
普通5歳以下は会場に入れないことが多いが このコンサートは3歳以下でなければ入れるので小さい子供たちもいた。
NHKのみんなのうたで半崎さんの歌が流れていたから なじみがあるのかもしれな
い。





また半崎さんは、夏、インドネシアで現地の子供たちと合唱するはずだったが台風でそれが実現できなかった。それで今回それらの子供たちがインドネシアから来日し 半崎さんと一緒に「種」を歌った。インドネシアの大使館の方もいらしていて、とても温かいひとときだった。


最後、観客はアンコール曲が終わった後もスタンディングオベーションで称えた。
半崎さんが出てきて 泣きながら、再び感謝の言葉を述べた。
もらい泣きそうになった。
そして当たり前のことができる幸せを考えさせられた。
最後まで感動的な素敵なコンサートだった。




会場出入り口には 20本くらいのスタンド花が飾られていたが ラジオ局、音楽関係の他にたぶん半崎さんが訪れた学校や福祉施設、地方のショッピングモールなどのスタンドがあり半崎さんの人となりが垣間見れた気がした。




こういうアーチストの方には あまり興味を持たなかったが 

今日を境にはまりそうな予感



セットリスト
11月4日(日)@東京国際フォーラムホールA
1. 稲穂
2. 生まれる前から
3. ふたりの砂時計
4. お弁当ばこのうた〜あなたへのお手紙〜
5. 空の青
6. 深層
7. 永遠の絆
8. 母へ
9. 明日への序奏
10. 種
11. 明日(あす)へ向かう人
12. 愛の讃歌
13. 天国3丁目
14. サクラ〜卒業できなかった君へ〜
15. 明日(あした)を拓こう
16. あの海に帰りたいなら
EN1. 道しるべ
EN2. 感謝の根