MOMATコレクション 国立近代美術館所蔵作品展
都美術館で観た「5人の裸婦」にまた出会うことができた。
いつみても藤田嗣治さんの作品は 魅力的だ。
藤田さんの戦争記録画「アッツ島玉砕 」「ニューギニア戦線」「血戦ガダルカナル」なども展示。
戦争の悲惨さを目の当たりにし 胸が詰まる思いだ。
重要文化財指定作品 も観ることができた。
原田直次郎 《騎龍観音》 (はらだなおじろう、きりゅうかんのん)
和田三造《南風》 (わださんぞう、なんぷう)
萬鉄五郎 《裸体美人》 (よろずてつごろう、らたいびじん)
中村彝 《エロシェンコ氏の像》 (なかむらつね、えろしぇんこしのぞう)
奈良美智「Harmless kitty」 今までで観た奈良さんの作品で一番大きいサイズの作品だ。
なんか かわいい♡
現代美術のアーティストは ほとんど知らない。
知っている
村上隆「TAMIYA」「TAKASHI」の作品は よくわからなかった。
ひときわ目を引く迫力のある作品が展示されていた。
作者は、草間彌生「天井からの啓示」
やはり この人は ただものではないと痛感。
暑い日も寒い日も美術館は最適な空間だ。
また 非日常が満喫でき、気持ちもスッキリし、せわしい日常に戻っていける。
鏑木清方 幻の『築地明石町』特別公開
44年ぶりに『築地明石町』が公開される。
しかも 清方三部作が 並べて観られる。
一度も 実際の『築地明石町』も他の作品も観たことがなく 公開期間も迫っているので 雨の中、出かけた。
実際に見る『築地明石町』は 大きく、色彩豊かで鮮やかで本当に美しい。
絵の中の人が出てきそうだ。
日本画にはあまり興味がなかったが 鏑木さんの作品には感動させられた。
陰影があまりなく平面的だが、作品全体は立体的で 肌の軟らかさやぬくもりさえも感じられる。
日常生活を描いた作品が多いが 絵の中から 声が聞こえてくるようで 描かれている人の内面までも感じられる。
日本の古き良き時代を体感できた気がした。
わたらせ渓谷鐡道トロッコ列車 神戸~大間々
まだ紅葉には、早かったが 窓ガラスがない車窓から見る渓谷の景色は、綺麗だ。
桜の木もたくさんあったから 春はまたちがう景色が広がるのだろうな~。
ボケボケの写真になってしまった。
富弘美術館 草木湖
富弘美術館は 草木湖畔にある。
その自然にも癒された。
ずっと気になっていた美術館にやっと行けた。
星野富弘さんの人生がここにあり、長いドキュメンタリー映像を見た感じがした。
『群馬県出身の星野富弘さんは、大学卒業後、県内の中学校で体育教師として活躍していました。
しかし、36歳のとき、新体操のクラブ活動で鉄棒の指導中、不慮の事故により頸椎を損傷し、首から下の一切が動かなくなってしまいました。
そして、病院に入院中、富弘さんは絵や詩を書くようになります。
手の動かない富弘さんは、筆を口にくわえて作品を創作するようになりました。』
詩の美術館といえば、『相田みつを美術館』に何度かいって心が洗われる思いがしたが、富弘美術館は 温かさや 生きる希望をもらえる気がする。
教訓めいたものではなく 富弘さんの血や肉、骨までもが何かを訴えているようだ。
この作品を観たとき 胸が詰まる思いだった。
盲目のピアニスト 辻井伸行さんが目が見えたら 一番見たいものを尋ねられた時、「お父さん、おかあさんの顔を見てみたい。」と答えた。
富弘さんも動かない手が動かせたら、「母の肩をたたきたい」という。
肉親への愛情に勝るものはないのだろうか。
五体満足だと謙虚な心が欠けていくのだろうか。
そんなことを考えてみていたら 本当の幸せは何なのだろうかと考えさせられた。
カリギュラ 菅田将暉
『カリギュラ』
“不条理の哲学”で知られる、20世紀のフランス文学界を代表するアルベール・カミュ自身が、『異邦人』および『シーシュポスの神話』とともに、“不条理三部作”と位置づけた傑作戯曲のひとつ。
1980年の映画版では、あまりの過激な内容のため、『カリギュラ効果』という言葉まで生み出した、暴君として知られるローマ帝国第3代皇帝カリギュラを題材にした本作。
ジャニーズのライブのような観客。
女子だらけ。
演劇を観に来ているというより 菅田君を見に来ている感じだ。
昨日「観劇マナーが悪すぎて残念すぎ」とネットニュースで報じられていたので心配したが 皆さん マナーよく観覧されていた。
生の菅田君の見るのは初☆
「海月姫」の映画の時の女子に扮した時も思ったが 実物も美しい☆
長セリフが多く、噛んだり 言い直す場面もあり舞台俳優としてはこれからという気がしたが、演技は鬼気迫るものがある。
カリギュラが乗り移ったようだった。
その熱量は 半端なく 感動した!!
これから ますます成長していくのだろうな~ これからの舞台に期待☆☆☆
キャスト 秋山菜津子さん 谷田 歩さん 橋本 淳さん他脇を固めている俳優さん達は みんな上手くて菅田君を盛り上げている。
それから カリギュラに父親を殺されながらも カリギュラを愛するシピオン役の高杉真宙(たかすぎ・まひろ)君が いい☆
菅田君より若い1996年生まれだが これからが楽しみな俳優さんだ。☆☆☆
また顔の小ささが尋常でない☆
最後は 悲惨なエンディングで、暖かい気持ちで劇場を後にという感じではなかったが 本当に一生懸命取り組む姿は 爽快だった。
休憩