Memorandum of Haruki 'ハルキの備忘録‘

yahooさんから 引っ越してきました。どうぞよろしくお願いします。

『小原古邨』展 太田記念美術館

茅ヶ崎市美術館にて2018年9月9日~11月4日に開催された「小原古邨展 花と鳥のエデン」に行きたかったが 少し遠く タイミングが合わず 行けなかたことが、ずっと心残りだった。
それが 東京で開催され期待して行く。





休日は混雑すると思い 平日に行くが中高年の人々で混雑していた。




作品の中の鳥やカエル、うさぎ、猿などいろいろな動物たちがすべての作品の中で声を発しているようだ。
また、そのそばで咲いてる花も樹も美しい。
動物の夫婦、兄弟、親子などの作品も多く見ていると思わず微笑んでしまう。

また カラスはあまり好きではないが 作品の中のカラスは美しく可愛い。
カラスの黒が印象的だ。




















『猫と提灯』
捕獲した猫も捕獲されたネズミも本当に可愛い。
トムとジェリーみたいな関係性を感じた。
ネコ「いつもいつも いたずらばっかりして!!」
ネズミ「許してくださいチュー。」





雪松に大鷹と温め鳥(ぬくめどり)
暖をとるために鷹の足元には捕らえられた小鳥がいる。
翌朝、鷹は小鳥を逃がし、暖めてくれた恩に報いるため
小鳥が去った方向には狩りに出ないという                                
            



雀「僕は カイロではない。」

                  


小原古邨さんの生き物に対しての愛情が伝わる。
心が満たされ幸せな気持ちになる作品ばかりだ。
この感じ、クマチカ先生(熊田 千佳慕さん)の作品を観たときと同じだ。
クマチカ先生も世界全ての生き物を愛した。

小原古邨さんの作品は洋画に比べ地味だが 日本人ならではのわびさび、
そして温かさを感じさせてくれる。

また初期と晩年期とでは 作風が違う。
初期は泥臭く 素朴で 晩年期は洗練されモダンな感じがする。
個人的には初期の作品が好みだ。






この展覧会は前期、後期で作品の入れ替えがあり 楽しみにしていたキツネや蓮と雀の作品が見られず残念だった。

前期も来ればよかったな~。

もっといろいろな作品を観たい。

4月からクリムト展が開催されるが クリムトも小原古邨さんの作品から大きな影響を受けたようだ。クリムト展も楽しみだ。



美術館は、原宿の駅のすぐそばだし、癒されますよ。