Memorandum of Haruki 'ハルキの備忘録‘

yahooさんから 引っ越してきました。どうぞよろしくお願いします。

『罪と罰』  ドストエフスキー 著

超有名な『罪と罰』ですが 完読できなくての再読。
特に登場人物の名前が長くて、相関関係を把握するまで辛く、
難解で途中何度も挫折したくなる。

ざっくりいうと青年の犯罪小説ですが、深くて読み応えがある。

「一つの微細な罪悪は百の善行に償われる」
「選ばれた非凡人は、新たな世の中の成長のためなら、社会道徳を踏み外す権利を持つ」という理論を持ち、理想的な殺人をたくらむ青年ラスコーリニコフそして 殺人を犯す。しかし 計画しなかった善人をも行きがかり上 殺してしまう。
ラスコーリニコフは、罪の意識、幻覚、自白の衝動などに苦しむこととなる。
そんな中 娼婦ソーニャの自己犠牲の生き方に心をうたれ、最後には、、、、。
というような内容だが この中に様々な価値観をもった多くの人物が登場する。時代背景や社会状況も複雑で深みのあるものになっていく。
正当化された殺人って何だろう?
誰もが殺人は 悪いというが 世界は 正義の名のもとに戦争をして多くの人が命を落とした。
考えさせられる作品だったが ラスコーリニコフの最後の決断に救われた。

読み終えてからのこんな感じ、何かと似ている。
漫画の『デスノート』だ。
この作者も『罪と罰』 読んだのかな~。



うちの犬は 飼い主の欲目でイーブイに似ていると思う。
それでナノブロックで イーブイを作った。
なかなか、かわいい?