Memorandum of Haruki 'ハルキの備忘録‘

yahooさんから 引っ越してきました。どうぞよろしくお願いします。

「フェルメール展」 2018


やはりフェルメールはいい

作品の中に空気があって その中の人物が息をしている。
そして 話し声が聞こえるようだ。
また絶妙な光が差し 明るく 温かい気持ちにさせてくれ ずっと見ていたい。


2012年の『マウリッツハイス美術館展 オランダ・フランドル絵画の至宝』で真珠の耳飾の少女青いターバンの少女)を見たとき衝撃的に感動した。
今回はその作品が無いので残念だったが やはりフェルメールはいい
その時は、待ち時間が1時間近くあり 会場内も混雑していたが 今回は日時指定入場でのチケット販売だったので じっくり見られることを期待した。
しかし 入るまでに30分待ち 入ってからもかなりの人でゆっくり味わえなかった。
また今回は すべて音声ガイド付きチケットのためその装着の手間に時間をとられ、入場に難あり。
しかもここの会場は 狭い。
音声ナビゲーターは石原さとみさん、ナレーターは大場真人さんだった。
混雑している会場に全員が音声ガイドを聞きながら移動しているので なかなか前に進まない。
文句たらたらだが フェルメールの作品を見たら やはり来てよかった
と思う。

会場を入るとすぐにフェルメールと同時代に活躍された主にオランダの画家の作品が39点あり 最後のフロアにフェルメールの作品8点が展示されていた。

マルタとマリアの家のキリスト
大作
初期に描かれた宗教画



リュート調弦する女


手紙を書く女
上記3点は 同じ黄色のガウンを着ている少女で可愛くて微笑ましい。
いろいろなつぶやきが聞こえてくるようだ。
この3点を並べて展示されているのが 

手紙を書く婦人と召使
女主人とメイドは 仲がいいんだろうなあと感じる。
2人のつぶやきが聞こえてくるようだ。
そのつぶやきを聞いているとクスクスと笑いたくなる。


ワイングラス
日本初上陸の作品。
ステンドグラスから差し込む光が見事。


牛乳を注ぐ女
どっしりしていて 安らぐ作品。
光が差している部屋で静かに牛乳を鉢に注いでいる。
その音や窓からの音が感じられる作品。


赤い帽子の女(~12/20)
日本初上陸の作品でとても小さな作品。
女性の姿はぼやけていて焦点があってないが それがまた絶妙で生き生きとしている。

また 『取り持ち女』は来年1月9日から公開されるようだ。
見たいな~。



入り口で音声ナビと小冊子をいただいた。


簡単な解説が書かれている。





絵本作家ディック ブルーナさんのファンなので 牛乳を注ぐ女ミッフィー
買うしかない。?



 フェルメールまた見たいな~
教会に描かれたルーベンスの絵に憧れつづけた少年ネロ(フランダースの犬)のような気分です。