Memorandum of Haruki 'ハルキの備忘録‘

yahooさんから 引っ越してきました。どうぞよろしくお願いします。

吉見友貴 ピアノリサイタル カワイ表参道 コンサートサロン「パウゼ」

昨年 日本音楽コンクールで史上最年少の17歳 高校2年生で第1位を獲得した吉見友貴(ゆうき)さんが 気になっていました。
そのコンサートがサロンであるというというので どうしても聞きたくて 
今日は仕事を休み出かけました。
大ホールもいいですが サロンは 演奏者との距離が近く 迫力を感じられ また
会場が狭く温かい雰囲気があるので好きです。

テレビで聴いた時は、群を抜いたパワフルな音に衝撃を受けましたが やはり生音は
更にパワフルで音の強弱の幅が広いのでスケール感が半端なく ピアノという楽器が
思う存分鳴っていました。
聴いていると所々で辻井君の師匠の横山幸雄さんの力強い演奏を思い出しましたが
吉見さんの演奏はパワフル+爽やかです。
例えるとフルマラソンを全速力で颯爽と駆け抜けていく感じかな?

演奏は きれがあり すがすがしく 高度な技術もあり素晴らしい演奏でした。
しかし、粗削りの部分もあり、少々色気というか艶がでてくるともっと深みが出てくるのかな~なんて偉そうに思ってしまいました。
高校生ですから これからも勉強して またいろいろな人生経験をして成長していくのでしょうね。

明日も 朝から学校かな?
キラキラした才能の持ち主なので これからが本当に楽しみなピアニストです。






高校生らしく プログラムも媚び感が無く 通好みの内容でした。
通でない自分にとって 特にベルクの曲は 鑑賞するのが 難しかったです。


ショパンの「舟歌 嬰ヘ長調 Op.60」の演奏は素晴らしかったのですが 6月に聴いた
福間洸太朗さんの同曲の演奏の方が繊細で好みかな。
同じ曲でも演奏者により 解釈が違い、演奏も様々なのでその聞き比べも楽しいです


また 今回はkawaiのピアノでしたが ヨーローッパのピアノで演奏したらまた違う趣になるかもしれません。
今まで聞いた中で好きな音のピアノは 反田恭平さんがファーストコンサートで使用していたホロヴィッツ愛用の20世紀初頭のスタインウェイです。
このピアノでの吉見さんの演奏を聴いてみたいです。
どんな音色かな?


ps.久しぶりに夜の表参道を歩いた。
外国人(アジア系の人)が多いね~