Memorandum of Haruki 'ハルキの備忘録‘

yahooさんから 引っ越してきました。どうぞよろしくお願いします。

五嶋龍 ヴァイオリンリサイタル


五嶋龍 ヴァイオリン・リサイタル2018 忘却にして永遠に刻まれる時


久しぶりの投稿。
本を読んだり 映画やDVDも見たり コンサート等へもちょこちょこと行ったり していたのですが、筆不精?になってしまいました。

さて 昨夜 台風報道でいろいろと落ち着かない雨の中、ヴァイオリンのリサイタルに行ってきました。
悪天候と用心のせいか チケットは完売のはずですが 空席がちらほらありました。

フジテレビの10年にわたるドキュメント番組で彼の成長過程を見ていました。
また その後 ハーバード大学で物理学を学び 空手は三段の腕前で 現在は慈善事業や社会貢献に力を入れ活動しているようです。
そんな 異色のヴァイオリニストなので そんな彼の生音がどんな音なのか大変興味がありました。

五嶋龍 ヴァイオリン・リサイタル 2018
"忘却にして永遠に刻まれる時"

ヴァイオリン:五嶋龍
ピアノ:マイケル・ドゥセク

会場での第一声(一弾き) すごく好きな音!
今まで聞いてきた音で一番好きな音!
深みがあり さわやかな音でした。
技術もさることながら かなりの名器なのでしょう。

プログラムは 通好みの構成でしたが、じっくり聞けてよかったです。

シューマン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番 ニ短調 Op.121
    4部構成で45分の演奏でした。

イサン・ユン:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第1番

ドビュッシー:ヴァイオリンとピアノのためのソナタト短調

アンコール曲は
クライスラー:美しきロスマリン
ドビュッシー亜麻色の髪の乙女
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリッチョーソ Op.28
で 一般うけする内容で楽しめました。


演奏中の彼は よく動き 顔の表情が豊かです。
また 今まで見てきたヴァイオリニストは シュッとした痩せ型かふっくらとした方が多かったのですが 彼は スマートですが かなりの筋肉質で背が高く存在感があり、華があります。

ピアノ:マイケル・ドゥセク の演奏技術も高く ヴァイオリンと息のあった心地よい演奏でした。
ヴァイオリン演奏は、高度な技術があり、おおらかさと安定感があり、幸福感をもたらしてくれる素晴らしい演奏でしたが、、、、
何かが足りない、、、と感じてしまいました。 
いい意味での「欲」「アク」みたいなものがあまり感じられず 「ブラボー」と思わず叫びたくなることが少なかったです。これは プログラムの選曲のせいなのかもしれません。
なんて 偉そうなことを書きましたが これはあくまでも 個人的な感想です。


もう数年したら また彼の演奏を聴いてみたいです。