恩田陸さん 直木賞。 村田沙耶香 『コンビニ人間』
失礼ながら山下澄人さんの作品は読んだことがなく 存在さえほとんど知りませんでした。
恩田陸さんの作品は数冊読んだことがあり 後味のいい、好きな作家さんです。
やっと受賞できて良かったですね。
これから発売されるであろう文藝春秋で2人の作品を読みたいと思います。
コンビニでバイト経験のある身としては、共感できる部分やあるある事象が多く
すらすらと読めました。
主人公は 傍から見ると異端な人、痛い人のように見えますが 実際この変わっていると思われる人の心理の中に自分がいたり 行動の中にこんな人、確かにいると思ったり 興味深いものでした。
「普通」ってなんでしょうか?
「価値」ってなんでしょうか?
世間一般にいう普通という概念や価値観の真偽を考えさせられます。
お笑いタレントのさんまさんがよく「生きてりゃ人生まるもうけ。」
と言っていますが 人と変わっていても 生きにくい分野の人間でも
生きてればそれでいいよ!と思わせてくれる作品でした。
おまけ