Memorandum of Haruki 'ハルキの備忘録‘

yahooさんから 引っ越してきました。どうぞよろしくお願いします。

映画『北のカナリアたち 』



映画『北のカナリアたち』予告編

東映60周年記念作品 

原作者 湊かなえの小説「往復書簡」の一編「二十年後の宿題」

あらすじ
日本最北の島で小学校教師をしていた川島はる(吉永小百合)は、ある事故をきっかけに島から出て行ってしまう。

それから20年後、東京の図書館で働いていた彼女は、教え子の一人が事件を起こしたことに疑問を抱き、かつての自分が受け持っていた生徒たちに会うため北海道へ向かう。

恩師と再会した教え子たちは、それぞれに抱える複雑で苦しい胸中を明かす。

                          シネマトゥデイ







2012年の映画でその当時 テレビでしつこいくらいCMをしていた。
原作は読んでいたが、その時は CMがわざとらしく見る気がしなかったが、今回どんなものか見てみることに。


メインタイトル ~追憶の海~のバイオリン演奏で始まるが この音も旋律も印象的でこれから先を暗示するような音楽だ。
他のサントラも
音楽を担当したのは、ヴァイオリニスト・作曲家の川井郁子さん。
この人 夜の番組で上を向いて演奏している綺麗なお姉さん?という印象しかなかったが 才能のある方だったんですね。


そして何よりも広大な北海道のロケーションが素晴らしい。
春は 一面の草原 そして青い海。
冬は、どこまでも続く雪原と荒々しい海。
その自然に子供たちの歌が響く。
そして 子供と一体になった優しい先生。
サウンド・オブ・ミュージックのマリア先生と子供たちを彷彿させる。
先生役は、吉永さゆりさんだ。
こういう役は似合うね。
教え子の5人の子ども達の演技もいい。
成長した5人は、満島ひかりさん、勝地涼さん、宮崎あおいさん、
小池栄子さん、松田龍平さん、森山未來さんといずれも演技派俳優で安心して見られた。
特に森山未來さん が、よかった。
この人の舞台を見たことがあるが、演技はもちろんのことダンスがうまいのに驚いたが 今回は吃音のある役を見事こなしていた。演技の幅が広いね。
それと小池栄子さんの存在感はいいね。
映像の中にいるだけで作品に厚みが出る。
昔の俳優でいうと 賠償美津子さんや原田美枝子さんなんかがそうかな。

夫役の柴田恭平さんの狂気的な演技も見もの。


脚本は 少し間のびする部分やつっこみたくなる所もあるが、最後はわかっていても涙を誘い温かい気持ちになる。
湊さん原作の映画にしては珍しい後味の作品だ。
この作品の評価は、賛否両論のようだが 自分にとっては、 
心が洗われる作品だった。




日記 『感謝 お礼』
ご心配をおかけしましたが お陰さまで 新しい歯も入り、
本日をもちまして ひとまず治療が終わりました。
これでマスク生活からも解放されます。
階段も手すりにつかまらず上り下りできます。
人間の体ってすごいな~とつくづく思いました。
あたたかいお言葉ありがとうございました。